学業の方が忙しくなり、また下宿を引き払ってから、いつしかサークルと疎遠になりました。しかし捨てる神あれば拾う神あり(?)。この頃、美学関係のさる学会で出会ったのを機に、社会人のモダンジャズのバンドに参加することになりました。メンバーの一人が某女子大で教えていた美術系の学者で、彼の縁でその大学に「レクチャー・コンサート」なるものを「出前」したこともあります。
その女子大は美術系に強く、美学・美術史界に名を列ねる先生方も多いのですが、このレクチャー・コンサートがゆえに、私は彼らに美術研究者ではなくミュージシャンと思われてしまっているようです、困った困った。
上記のバンドと時を同じくして、短期ですが、"The
FEEL Jazz Orchestra"の立ち上げに参加したこともあります("FEEl..."はエリントン・ナンバー専門の社会人ビッグバンド。今や押しも押されぬ有名どころで、神戸ジャズストリート出演も)。仕事に就いてかもしばらくは細々とバンド活動をしていましたが、今やトロンボーンから遠ざかってはや一年以上が過ぎました。しかし、何らかの形で音楽は続けてゆきたい。そして、今の私に最も有効なのが、DTMなのではないかと思うのです。
DTMを始めたのは、2000年の頭に「Singer
Song Writer4.0」(SSW)を購入してからです。当園に最初にアップした3曲は、SSWを使い、QuickTimeの内蔵音源で音を返しながら、全て打ち込みで作りました。当時は我が家のデスクトップが古すぎてSSWを受け付けなかったので、PowerBookG3のトラックパッドでしこしこ入力していました(←これって世界最小のDTM環境では?)。しかし、このやり方だと余りにも効率が悪すぎるので、今後は外部音源と入力用キーボード(いずれも購入済み)を活用することになるでしょう。また、最近デスクトップを新調したついでに、オーディオレコーディングの機材とソフトも購入したので、いつかはそれも使ってみたいと思うのですが、何せメカオンチな私、使いこなせるのはいつのことやら…