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スポーツに学ぶ理想の組織とは

この世の中で、もっとも無駄に使われているのは人間の能力であるとわたしは考えている。

  人は楽しく何かを行っているときに、もっとも能力を発揮する。そんなことから、楽しく仕事を行う、イキイキと仕事をしている理想の組織はないものかと捜し求めていた。如何したら、足の引っ張り合いをやめ、みんなで助け合える、明るいく楽しい職場になるのか?どうしたら、モチベーションの高い組織になるのか? いつも、考えていた。

世界一活気のある魚市場の話

  あるとき、世界一活気のある魚市場の話を、TVのニュース番組で取り上げていた。

魚を投げながら、従業員が楽しむことで、顧客を楽しませ、業績を上げている会社。楽しみながら仕事ができるというこの考えは、わたしが求めている組織そのものだった。さっそく書店へ本を探しにいった。すると、「FISH!」という本があった。そこには、「新鮮度100%のぴちぴちオフィスのつくり方」というサブタイトルが書かれていた。

オフィスを変える4つのコツとして下記のことが表紙に書かれていた。

  1、態度を選ぶ。  つねにポジティブな姿勢で出社するように心がけること。

  2、遊ぶ。     オフィスが活気にあふれるような遊びを取り入れることが大事。

  3、人を喜ばせる。 顧客や同僚に対してエネルギッシュな楽しい雰囲気で接しよう。

    4、注意を向ける。 人があなたを必要としている瞬間を逃さぬよう、いつも気をくばろう。

モチベーションをどうしてつくる

 「FISH!」の中で紹介されていたK・ブランチャード&S・ボウルズ著の邦題「1分間モチベーション」 原題「Gung Ho!」を読んだ。 これは、閉鎖寸前の赤字工場を、従業員をRaving Employees(熱狂的社員)に育てることでこの危機を救った話である。この本には、「リスの精神、ビーバーの行動、雁の才能」というキーワードが出てくる。意味は下記のようことである。

   リスの精神    ヤリガイのある仕事

    1. 住みやすい(働きやすい)会社をつくろう。
    2. 目標に向かって、みんなで突き進もう。
    3. 価値に従って計画し、決定し、行動しよう。

   ビーバーの行動  自分で仕事をコントロールしながら共通の目標を達成する。

    1. 境界線を引いて仕事の範囲を明らかにする。
    2. 働く人たちの考え、感情、ニーズ、夢を尊重し、受け入れ、その実現を図る。
    3. 達成可能で、しかも挑戦的な目標をつくる。

   雁の才能     雁の才能は天財の才 そして 惜しみない声援を送る。

    1. 祝福には、積極的なものと消極的なものの2つがある。
      祝福は、真実なものでなくてはならない。
      真実とは、タイムリー、適切、無条件、熱意の4つ。
    2. スコアがなければゲームではない。進歩に対して拍手喝采を送う。
    3. 熱意=ミッション×(現金+祝福)

はじめに

  わたしは、これらの書籍を読んで、「なるほど! でもこんな組織が本当にできるのだろうか?」と考えた。「本当に、仲間の成功を心から喜べるのだろうか?」「組織のために、心から協力できるだろうか?」と考えた。そして、ふと気づいた。

「これはまさしく、スポーツの組織だ!」日本のスポーツチームは、いまでも企業の組織に似ている(楽しくやるより、根性の方が成果を上げると考えている)が、欧米のスポーツチームや日本でも一流とされるスポーツチームは、まさに上記のような理想の組織になっている。

  たとえば、サッカーのチームの場合を考えてみよう。彼らは、キーパー、ディフェンス、ミッドフィルダー、フォワードなど自分の役割(ポジション)を十分理解している。そして、各人が重要なポジションと考えている。勝手な行動はしない。そして、つねにポジティブな態度でいる。

  自分の判断でプレーし、いちいち監督から指示を受けることはない。ミスしても、監督やメンバーから非難されることもない。むしろ、励まされることの方が多い。

 また、各メンバーがお互いの動きをよく見ている。つねに助け合いながらプレーしている。そして、チームの勝利のために精一杯プレーし、みんなが一つの目標に向かって進んでいる。

ゴールしたとき、勝利したとき、仲間が全員で喜び、祝福する。すでに、スポーツの組織は、理想の組織になっているのだ。

では、なぜスポーツ組織が、これほどまでチームプレーに徹し、メンバーはチームのために貢献するのか、スポーツ組織を分析すれば、そこにヒントがあるに違いない。

例えば、彼らは、チームへの所属意識が高く、チームを誇りに思っている。

そして、チームが勝つことの重要性を知っている。

チームが勝つことが、自分たちの一番のメリットに繋がるからでもある。

足の引っ張り合いをしているようでは、チームが勝てないことも知っている。

また、そのような人間はいくら能力が高くてもメンバーになれないことも知っている。

これらが、企業の組織との大きな違いである。

 企業の問題点は、表向きのルールや理念と、実際の行動にギャップがあること。たとえば、予算達成のためには、ルール違反も少々目をつむる。お互いに、ルール違反を見て見ぬ振りをする。(まるで、外務省の官僚のように!)これらの行為が、従業員の士気の低下に繋がっていることに気づいていない。

 スポーツの組織では、ルール違反は許されないことである。スポーツチームでは、勝手な行動は結果がよくても許されない。だからこそ、チームの価値観が守られているといえる。

 このように、わたしの身近に素晴らしい組織があったのです。そこで、わたしは、スポーツ組織と企業の組織では、何が違っているのか? スポーツ選手はどのような行動をとり、どのように考えているのか? スポーツ組織はどのようになっているのか。長い間スポーツの世界にいたわたしの経験を元に、スポーツ選手とスポーツ組織の特徴をまとめてみました。

 

スポーツ選手個人編

一流選手は、なぜ1日6時間も7時間も練習ができるのか?

 彼らは、トレーニングを辛いとは思っていません。自らの意志でトレーニングを行っています。人にやらされて、仕方なしに行っているのではありません。
結論:Mustでなく、willの気持ちでいること。

一流選手は、練習に対する葛藤がない。

  顕在意識と潜在意識の考えていることが違うと葛藤になります。
  受験生の場合、顕在意識が勉強しようと考え、潜在意識が遊びたいと考える。通常は、潜在意識が勝ちますから顕在意識の目標は達成されずに、遊んでしまいます。仮に、顕在意識が潜在意識を押さえつけて勉強したとしても、ストレスが残ります。
  一流のスポーツ選手の場合は、顕在意識も潜在意識も勝つために練習したいと考えているので、葛藤が生まれません。
結論:具体的な目標を持ち、心から達成する望むこと。


一流選手は、積極的である。

 皆さんもご存知のように、何かを「他人にやらされる」のと、「自らの意志でやる」のでは、生産性が違います。また、同じするでも、「人にいわれてする」のと、「自らする」のでは、気分も違います。
 柔道の山下選手は、「同じやるなら早くやろう」と、仲間に声をかけ、積極的に行動したといいます。
結論:何事にも、積極的な態度でいる。


一流選手は、何をすべきかよく理解している。

 一流の選手は、何故このトレーニングをするのかその理由をよく知っています。また、指示されたトレーニングメニューだけでなく、自らが必要と考えるトレーニングメニューで自分の欠点を補います。さらに、睡眠や栄養、休養にも気をつけています。
結論:自分のことをよく理解し、自らをコイントロールする。


一流選手は、人の話をよく聞く。

 一流選手は、人の話をあたまから批判しないで、何を伝えようとしているのか相手の話を良く聞き、理解しようとします。それは、少しでも自分のために、常に新しい情報、物の見方を求めている努力の表れです。
結論:柔軟な思考を持とう。


一流選手は、具体的な目標を持っている。

 海外のオリンピック選手には、弁護士や医者が多いのですが、彼らは人生の目標を持っています。人生の目標とは、オリンピックで優勝することではなく弁護士や医者になることです。オリンピックは、人生の目標の通過点です。
結論:サラリーマンも、退職後自分は何をしたいのか考えよう。

余談

  高校野球をする球児は、「甲子園に出ることが夢」といいます。「甲子園に出場できればいいの」と聞くと、「優勝したい」といいます。「優勝すればそれでいいの?」と聞くと、「プロ野球に入りたい」といいます。「プロ野球でベンチでもいいの」と聞くと、「レギュラーで」「オールスターに出場」「殿堂入り」、そして引退後は「野球の指導がしたい」というのです。彼らにとって、高校野球に出場するということは、一つの手段であり、最終目標ではないのです。
  そう考えると、別なルートで、人生の目標にたどり着く方法はあるわけです。
  ビジネスマンに、欲しいものはないかと聞くとすぐに「お金」という答えが返ってくるが、お金は欲しいものを手に入れるための手段であり、お金だけあっても使うことができなければ意味がないのです。人生の正しい目標を持つことが大切です。


一流選手は、今やるべき練習の重要性を知っている。

 目標設定シート(資料-1)に、一流選手はすぐ記入できます。かれらは、将来の長期目標と今の目標を持っており、二つが繋がっているのです。長期目標達成のために、今日1日の目標がある。だから、今日やる練習の重要性が分かっているのです。
 サラリーマンの場合、自分の人生の目標と会社での仕事が繋がっていないため、仕事を重要と思わないのです。だから、やる気もでないのです。
結論:今の仕事は将来の目標のためにある。


選手は、楽しみながら練習している。

  人は、楽しいときにもっとも能力を発揮し、生産性を向上させます。バーベルをあげるとき、10回が限界のとき、あと1回の11回目をあげるかどうかが大きな意味を持ちます。この1回が、このトレーニングのもっとも重要な部分なのです。通常いやいややっていると、8回程度で持ち上げるのをやめてしまいます。これでは、トレーニングにならないのです。
  そこで、音楽を取り入れたりして、楽しくトレーニングできるように工夫します。
  スキー場で喜んで、頂上からゲレンデまで、イッキにすべり降りると足がつっていることがあります。すべることに専念しているから、足がつっていることに気がつかないのです。もし、体育館で、スクワット(屈伸運動)をしていたら、足がちょっと疲れてきただけでギブアップするでしょう。それは、疲れていることに意識がいくからです。
 ひとは、楽しいときや、何かに夢中になっているとき、嫌なことを忘れているものなのです。職場でも、楽しい演出をすることが必要である。
結論:楽しい演出で、嫌なことを忘れて仕事に集中できる。


一流選手は、疲れを残さない。

 アメリカのスポーツ選手は、長時間の練習をしません。疲労を残さないため、練習時間を決めているのです。よって、練習時間中は集中しています。
 そして、体の回復のために、食事をとる時間や、何を食べるのかなどに気を使います。また、休養のためのケアも忘れません。疲れていると次の日のパフォーマンスに影響するからです。
 日本のプロ野球は練習が好きで、連敗すると試合の前に練習をするといわれています。外国人選手は、これが信じられないようです。疲れているからパフォーマンスが低下しているのに、さらに練習したら試合のときはもうグタグタ。
 同じように、日本のサラリーマンも遅くまで残業し、寝る時間もなく働き、次の日また残業している。それで本当に生産性がアップしているのだろうか?
 きこりの話しを思い出す。切れないのこぎりで木を切っているきこりに、「のこぎりの刃を磨いたらどうですか?」とアドバイスすると。「そんな暇ないですよ」と黙々と切れないのこぎりで木を切っている。
結論:疲れたときは休みましょう。


一流選手は、自己管理している。

 勝負は試合のときだけでなく、その前から始まっている。毎日が、勝負である。睡眠、体調、コンディション、食事など、すべて試合のために始まっている。
 たとえば、ウィリーバンクスは、飲み物は100%ジュースのみ。肉は、鶏肉だけ。しかも、皮は食べない。徹底して、こだわっている。こだわらなければ、一流にはなれないことを知っている。
結論:日ごろの自己管理とこだわりが重要。


一流選手は、体を大切にしている。

日本のオリンピック選手は、「心・技・体」で、何が重要かという質問に、「心・技・体」の順に答える。これは、選手がオリンピックだけを目標にしているからである。

日本のプロゴルファーは、「体・心・技」の順と答える。体の調子が悪いと、心も技も成果を発揮できないからである。

 日本のサラリーマンは10年前、持病のあることをがんばっていることの証としていた。今でも、遅く帰ることを証と考えている人がいる。企業人の間違った価値観である。体は大切である。
結論:パフォーマンスのために体をもっと大切にし


一流選手は、リラクックスしてパフォーマンスを発揮する。

 陸上の100メートル、ラストの20メートルはがんばればがんばるほど体に力が入り進まない。そこで、力を入らないように彼らは顔の力を抜く。

 ゴルフでも、力が入れば入るほど、ボールは飛ばない。無駄な力が、ヘッドスピードを止めるために使われているからである。適度な力の入れ方がある。

 アメリカでは、歯を見せ、リラックスすることが重要といわれる。アメリカでは、試合中にガムを噛んでリラックスする。一度、サッカーの試合中に城がガムを噛んでいて問題になった。

 日本では、歯を食いしばってがんばることがよいと考え、歯を見せると注意を受ける。歯を食いしばってがんばったほうがよい結果を生むというのは日本独特の考えである。
 結論:歯を食いしばらなくても良い、リラックスが重要。

余談

 英語の単語テスト。一方は、怖い先生が脅かして単語を覚えさせる。一方は、やさしい先生が音楽をかけて、リラックスさせて単語を覚えさせる。結果は、すぐあとのテストでは、脅かしチームのほうが、わずかに得点が高い。しかし、1週間後に同じテストをすると。リラックスチームのほうが、明らかに得点が高かった。楽しいときの記憶が定着しやすいと言う例である。


一流選手は、プラス思考

「勝ちたいという」願望は、プラス思考でなく、マイナス思考の表れである。勝てるという確信がないから願望になる。「勝てる」と確信できることがプラス思考である。そのためには、すべきことを全てして、万全の体制で望まなければならない。
結論:準備が自信に繋がり、プラス思考になる。


一流選手は、記憶力がよい。

プロゴルファーは、一度回ったコースを18ホール全て覚えているという。関取も、対戦相手の取り組みを覚えているらしい。キャッチャーも、バッターとの対戦結果を覚えている。

実は、一流のスポーツ選手は本当は記憶力がよいのだ。一流選手は本来能力が高く、集中力もあり、創造力もある。ただ、自分は勉強ができないと暗示をかけているだけなのである。
結論:職務を遂行するには、バランスの取れた能力が必要である。

 

スポーツ組織編

スポーツ組織は、チームワークを重視

足の引っ張り合いをしているようでは、チームが勝てないことを知っている。また、そのような和を乱す人間はいくら能力が高くてもメンバーになれない。

サッカーでは、代表で他の選手とリズムが違うと言う理由で、レギュラーからはずされることもある。当然、チームで最大の成果を上げることが目的であるからだ。

彼らは、サラリーマンのようにお金のためにプレーしているわけではない。

結論:チームワークがもっとも重視される。


スポーツ組織は、リーダーがいる。(リーダーとマネージャーの違い)

 (スポーツ組織には、監督、コーチ、主将もいる)

スポーツチームの監督やコーチは、リーダーとしての役割を理解し、人に焦点をあて育てる。

企業の管理職やマネージャーは、まるで警察のように、システムに焦点を当て、人を管理する。

結論:組織を成長させるには、システムでなく、人に焦点を当てる。

参考

<マネージャーとリーダーの違い>

 □マネージャーは管理者であるが、リーダーは変革者である。
 □マネージャーは複製されたコピーあるが、リーダーは個性のあるオリジナルである。
 □マネージャーはシステムと機構に、リーダーは人材に焦点をあてる。
 □マネージャーは管理しようとするが、リーダーは信頼感を高めようとする。
 □マネージャーは近視眼的であるが、リーダーは長期的視野に立つことを知っている。
 □マネージャーは現状を受け入れ、リーダーは挑戦する。
 □マネージャーは正しい方法で行い、リーダーは正しいことを行う。
(W.ベニス「リーダーになる」より)

スポーツ組織は、お互いに注意を払っている。

コーチがチームのメンバーをよく見ているだけでなく、メンバー全員がお互いをよく見ている。

サッカーなど、試合中にメンバーの動きをよく見ていないと、パスもできない。

普段の生活においても共に過ごし、お互いの理解を深めている。

結論:仲間を理解することが大切、普段も付き合いも重要である。


スポーツ組織は、チームメンバーがみんなを激励する。

コーチが激励するだけでなく、メンバー全員がお互いに激励する。声を掛け合うのは、お互いへの励ましあいでもある。挨拶することも重視する。

企業の組織では、お互いの挨拶も少ない。挨拶しようという人も少ない。

結論:挨拶は、人とのかかわりの基本である。


スポーツ組織は、メンバー同士が助けあう。

 相手の動きに対して、柔軟に対応する。それぞれの選手は自分の役割はあるが、メンバーの動きに対して、フレキシブルに対応する。

企業では、それぞれの仕事の領域が決まっていると、自分のことが出来たら他のひとの仕事を助ける人は少ない。

スポーツ組織では、助けない人はチームワークを乱す人である、許されない。

結論:人を助けること、育てることの役割の重要性を認識すること。


スポーツ組織の評価

 優秀な選手は、コーチ監督よりも報酬が高い。

 パフォーマンスに比例して、報酬が支払われる。

 企業では、管理職になるほど報酬が高くなる。

企業では、高い報酬のために管理職を目指す人が多い。

結論:貢献度によって評価される。


スポーツ組織の目標管理

 スポーツでは各選手が長期の目標を持っている。

大学のクラブでの多くの問題は、選手とコーチの考え方の違いである。練習方法、レギュラーの選考に関することがもっとも多い。それは、目標が異なるからである。監督の目標。OBの目標。選手の目標。それぞれの目標によって練習方法やメンバーの選択が違ってくるからである。

そこで、目標を統一するために、話し合いが行われる。今年勝つための練習し、メンバーに選ぶのか? 来年勝つために練習し、メンバーを選ぶのか?

結論:個人の目標も加味して、目標の統一が大切。


スポーツ組織の部下指導1

一流のスポーツ組織では選手を怒らない。怒るより、如何すればよいのかを伝えることのほうが重要であるからだ。日本では、スポーツチームの監督もコーチも、いつも怒っている。

ビジネスも同じで、上司は怒りすぎ、細かいことを指示しすぎである。

だから、従業員はやる気をなくす。

また、注意するときには、期待しているからこそ注意するのだと言う事実を伝える必要がある。

結論:人を攻めるのでなく、ミスしたその行為のみを注意しなくてはならない。 

   怒るときには、なぜ怒こっているのか事実を説明する必要がある。


スポーツ組織の部下指導2

選手が良いプレーをしたときには、みんなで拍手を送り、激励する。賞賛する。

ビジネスの世界では、人を誉めることをあまりしない。

誉めらることで、自分の長所がわかり、やる気もでてる。

結論:誉めることが、人を成長させ、モチベーションを高める。

余談

 こどもに、ゴルフのレッスンをするとき、アメリカでは、はじめ自由に打たせる。そして、彼らがうまくいかないと悩んだとき、「こんな風に打つんだよ」と手本を見せる。こどもたちは、先生を尊敬する。ここに、先生の立場と生徒のたちばができる。

 日本では、はじめに打たせない。まず、理論や注意を先にする。こどもや、やる気を無くしてしまう。また、実際にボールを打ったとしても、自由には打てない。いわれた通りにしないと、怒られる。だから、楽しくなくなる。


スポーツ組織の選手とコーチの関係

 信頼関係が第一。信頼関係がないと選手は育たない。

 上下の二人の関係がうまくいくと、選手は伸びる。

 有森選手は、リクールトでさえない選手だった。

 高橋選手も大阪学院大学時代は、2流の選手だった。

でも、二人ともよいコーチにめぐり合い伸びたのである。

結論:信頼関係が大切である。


 以上のように、スポーツ組織には、いつも明るく積極的なメンバーがいて、それぞれが自分の仕事の重要性を理解し、自らがコントロールし、積極的に仕事を進める。そして、チームの目標のためにみんなが力を合わせて行動し、みんなで助け合い、お互いを尊重している。

2002/02/01


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