■ガウス平面 複素数の実部をx軸、虚部をy軸に対応させて出来る平面を複素平面と呼びます。
特に、下図のように表現される平面をガウス平面(Gaussian plane)といいます。
ガウス平面
Re 、 Im は Real と Image の頭2文字で、実軸と虚軸を表します。
原点からの距離を r 、正の実軸から時計回りの角度(偏角)を q で複素数を表現している座標系を極座標といいます。
表現方法が変わるだけで、本質的な値が変わるわけではありません。
z = x + i y = r ( cos q + i sin q )
極座標系への変換は以下の公式などを使用します。
r 2 = x 2 + y 2
cos q =
x
r =
x
( x 2 + y 2 )1/2
sin q =
y
r =
y
( x 2 + y 2 )1/2
逆変換は以下の公式を使用します。
x = r cos q
y = r sin q
■リーマン面 ガウス平面では q = q + 2np というように、 2p (=360°)回転すると一周して元の位置に戻ると定義されていますが、
複素平面には他にも q ≠ q + 2np と定義されている平面(リーマン面 : Riemann surface)なんてのもあります。
ガウス平面とリーマン面
図がちょっと見にくくなってしまった(汗
黄色い平面がガウス平面で、らせん状になっているのがリーマン面。
複素数 z = x + i y を極座標表示に変換すると、対応する q は一個だけじゃないよ、ということが目視できる。
べつにリーマン面を使ったりはしないけど、こんなのもあるよっていうことで紹介。