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企画:LANDSCAPE EXPLORER/忽那裕樹・長濱伸貴・山崎亮
○企画概要
『ランドスケープは犠牲者でもないし、都市に対立するものでもないし、人々を癒すものでもない。食われてしまうべきものだ。』アドリアン・ヒューゼ/WEST8
そもそも、ランドスケープとは、本質的にマゾヒスティック(被虐的)な素養をもった対象なのかもしれない。ここでいうランドスケープとは、ロマン主義的な庭園風景のことではなく、アーバニズムとしてのランドスケープを指している。現在、日本の都市空間を眺めてみると、新しいパブリック・スタイルとも言える行為や空間が胎動しつつあることに気づく。そこには、巧みなまでに環境を読み取って、自分の居場所を見つけている人々の姿がある。このことは、これまでの「公共空間」をかたちづくってきた一元的なシステムの限界や市民の多様な欲求にもとづく「私的領域」の変化を示しているのかもしれない。すなわち、ランドスケープにおいて、“与えるもの”から“獲得されるもの”へと変化していくアプローチが求められており、その中で建築との関係性の再考も必要となっている。
<負ける>、<弱い>、<意気地なし>、<いたれりつくせりでないこと>という言葉で語られつつある建築。今回のアーキフォーラムでは、様々な建築家の方々を中心にお招きし、ご自身の作品などのプレゼンテーションとそれを受けたディスカッションを通じて、都市空間にマゾヒスティックな状況を引き起こすデザインアプローチの可能性について考えていきたいと思う。
○各回のテーマと講師
| Vol. | Guest | Theme | Date |
| 1 | 隈研吾 | 「負ける建築」 | 2004年11月27日 |
| 2 | 塚本由晴 | 「建築の経験」 | 2004年12月4日 |
| 3 | 藤本壮介 | 「Space of No Intention」 | 2005年1月29日 |
| 4 | 槻橋修 | 「FLASHBACK LANDSCAPE」 | 2005年2月26日 |
| 5 | 曽我部昌史 | 「街のネタと場のチカラ」 | 2005年3月26日 |
| 6 | 長坂大 | 「建築家ありの地表面」 | 2005年4月23日 |
| 7 | 遠藤秀平 | 「Paramodern」 | 2005年5月28日 |
| 8 | 五十嵐太郎 | 「『美しい』ランドスケープ」 | 2005年6月25日 |
| 9 | 宮本佳明 | 「入門 環境ノイズエレメント」 | 2005年7月30日 |
| 10 | 阿部仁史 | 「境界面からの建築」 | 2005年8月27日 |
| 11 | ヨコミゾマコト | 「富弘美術館について」 | 2005年9月17日 |
| 12 | 千葉学 | 「地形あるいはインフラとしての建築」 | 2005年10月29日 |
| 13 | 長田直之 | 「Molteplice-多重化の経験」 | 2005年12月11日 |
| 14 | 後藤武 | 「建築の時間」 | 2006年2月11日 |
| 15 | 中谷礼仁 | 「セヴェラルネス+さよならオオサカ」 | 2006年2月25日 |
○コーディネーター・プロフィール
忽那裕樹(くつな ひろき) /ランドスケープアーキテクト(E−DESIGN)
長濱伸貴(ながはま のぶたか)/ランドスケープアーキテクト(E−DESIGN)
山崎 亮(やまざき りょう) /ランドスケープアーキテクト(SEN環境計画室)