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モチベーションの高め方

イキイキ楽しみながら自分の力を発揮する。

 今、企業が求める、生産性、意識改革、創造性、顧客満足これらの背景には従業員のモチーベーションが関係しています。
  モチベーションが高ければ、従業員は「積極的に仕事に取りかかる」「チャレンジ精神が強い」「やる気が十分」「能力を発揮する」「顧客に十分なサービスをする」「チームに協力できる」などが可能になります。
  モチベーションが低い状態では、「いくら顧客満足といっても、誰も実行しません」では、どのようにしたら従業員のモチベーションは高くなるのか、考えていきましょう。

最近は優秀な社員の転職も多く、社員のモチベーションを上げることは重要な課題である。

社員が辞める理由

  1. 仕事を通じて、自分がインパクトを与えられない状況
  2. 仕事通じて学ぶことがなくなり、自分の成長に限界を感じる。
  3. 組織において評価される機会がない。
  4. 職場の人間関係がうまくいってない。
  5. 優秀な人材と働きたい。
    等があげられている。

ではどのように、個人や組織を変えていくのか?

企業には、自分、上司、仲間、自分の部署、他部署が存在します。

これらがお互いに繋がること(コミュニケーション)が重要になります。

これら5つで考えてみる。

1、自分の考え方。 − 自分ができること。

2、上司との関係。 − 上司ができること。

3、仲間との関係。 − 仲間ができること。

4、チームとの関係 − チームができること。

5、会社の関係   − 会社ができること。

 

自分ができること。

自らのプラス思考。

達成したい目標がある。

仕事にやりがいを感じる。

 

上司ができること。

部下を理解する。

部下の支援をする。

情報の提供。

仕事にやりがいを感じさせる。

 

仲間ができること。

仲間を応援する。

応援してくれる仲間がいる。

 

チームができること。

他チームの信頼を得る。

みんなで一緒に達成したい目標がある。

 

会社ができること。

社員を大切にする。

情報の提供

ルールを守ること

すると、

仕事が楽しい。

仕事にヤリガイがでてくる。


なぜこの会社で働いているのか?

われわれの目標は何か?

われわれの役割は何か?

 

質問  どうしたら、一生懸命働くようになるのか?

ヒント

スポーツ選手は、どうして一生懸命トレーニングするのでしょうか?

ヤリガイを持っています。

具体的な目標を持っています。

 

人は、ヤリガイのある仕事だと、一生懸命になります。

そのためには、

その仕事が、重要であることの認識。

その仕事が、全体のなかでどのように位置付けられているかの認識。

その仕事は、みんなも必要と感じていることの認識。

その仕事を、任せられること。


コメント

単なる、清掃という仕事でも、清掃しなければどうなるのかと考えると、その重要性が見えてくる。

 

 

質問  目標設定で大切なこと。

回答

その仕事には目標があり、その目標は具体的であること。

その仕事は、みんなの目標と共通していること。

チームの目標と個々の目標がある。

チームの目標達成のために、個々の目標がある。

みんなで取り組める目標であること。

目の前の「にんじん」や脅かしの「ムチ」では、人を動かせない。

目標は、上から強制されるものではなく、一緒になって決めるものである。

達成可能で、しかも、挑戦的な目標を立てる。


コメント

組織で決めるものに、価値(方針、行動規範)と目標がある。

目標とは数値目標(結果目標)であり、結果として出てくる数値の目標。

価値とは価値目標(過程目標)であり、周囲への貢献度。ルールや考え方など行為の目標。

価値目標は、数値目標以上に重要である。価値目標は、何に価値を求めるのか、どんな価値を実現するのか、その内容と基準を決めるものである。

目標は変更してもよいが、価値は変更してはならない。

価値目標を犯して、数値目標を達成しても意味がない。

仕事は、価値目標を行動規範として行われること。

人は仕事を通して、人の幸福や繁栄に貢献できるときに、ヤリガイを感じます。

 

質問  上司(マネージャー)の役割とは

回答

部下との信頼を気づく。

真実を語ること。

情報の提供(情報がないと、状況がわからない)

チームメンバーの生活や健康について考えること。

生産性の低い人を切るのでなく、どうしたら良いかを考えること。

スキルする、適した部署に移動する。これを行った上で切ること。

ああしろ、こうしろと細かく指示しない。従業員に任せる。

誉めるときはすぐに誉める。

うまくいけば祝福し、ミスをすればどうすればいいのか教えてあげる。

うまくいってあたりまえ、ミスすれば怒られるでは、やりきれない。

まるで、リーダーの仕事は警察官のようだ。

仕事のヤリガイを理解させること

方針を決めること。

目標を設定し、徹底を図ること。

組織の価値を設定し、浸透させること。

仕事に範囲を明らかにする。

働く人たちの考えや感情に耳を傾け、ニーズや夢を尊重し、受け入れ、実現を図る。

仕事をやらせるときには、その人にできることをやらせる。

 

コメント

服従を強制すれば、従業員の自尊心を削り取り、指示待ち人間を作る。

命令に従うように命令されていると、モチベーションはあがらない。

ろくに訓練もさせないで、仕事を期待するのは上司の手抜き。

10時間の仕事を、8時間でするように強制してはいけない。

目的の分からない、報連相やブリーフィングでは、意味がない。

 

質問  チームの役割

回答

組織として、助け合うことが重要であり、個を犠牲にした組織はチームワークを壊す。

自分を認めてくれる組織

所属意識のある組織

自分を守ってくれる組織

イキイキと楽しくできる組織。

組織内外からサポートを受けやすい環境を作ること。

人間の価値を認めてくれる組織でないと、自己統制は出来ない。

お互いに声を掛け合い、励ましあい、声援を送る。

組織の中でメンバーを励ますのはリーダーだけでない。

仲間で、声を掛け合い、人を励ますことは、その人の能力を信頼し、敬意を払うこと。

 

コメント

生きていくために、一生懸命働くのはいいが、周りのことを考えなくてはならない。

仲間で力を合わせて、生きていくことが重要。

協力することで、自分がマイナス評価される組織は良くない。

 

その他

楽しくなければ、仕事ではない。

自分を変えるには、今までの習慣を捨て去るだけでなく、新しい習慣を身につける必要がある。

与えられるパイが小さいときは、取り合いになる。誰かが人の分までとるのではないかを心配になり、パイの上に線を引きたがる。

十分なパイが与えられるときは、線引きをする必要がなく、取られる心配がないので、信頼している。

 

2001年10月1日 植田 真司


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