呉廷燁のページ

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　甄子丹の『精武門』。この作品が如何に素晴らしい作品であったのか、甄子丹のアクションは言うに及ばずであるが、ドラマとして完成させるには亜州電視所属のナイスな俳優達の活躍があった事を忘れてはなるまい。そして其の中でも特に目立ちまくっていた俳優が二人いた。一人は尹天照、そしてもう一人が呉廷燁である。尹天照は本作品において、これ以上もないくらい悪人（暴力的ではない、ホンマもんの悪人）・蔡學富を演じ、一方呉廷燁は甄子丹演じる陳真の大師兄でありながら、彼の持つカリスマ性、強さに嫉妬を覚え、ついには其れが元で身の破滅を呼び込む事になった悲劇の人物・劉振聲を演じている。
　さて、尹天照氏についてはいっぷさんに任せるとして、筆者はその後、怪人物を演じつづけ終には『坊主頭の怪しい奴』『相変わらず怪しい大師兄』等と日本で言われてしまう事になってしまった…呼んでるのは筆者含め数人だが…彼、呉廷燁を紹介する事にする。彼について判明しているのは以下の通りである。

　尚、彼の演ずるキャラクターは真面目なんだが何処となくコミカル（お馬鹿）なものが多く、本人が望んでそうしたキャラクターを演じているのか、それとも監督に命じられて演じているのか全く定かではない。

こんなところに呉廷燁が出没しているぞ。（本当に出没レベルなのが哀しい）

Ｂ計劃

　キャプテン澤田と張智霖主演のアクション映画。半分以上日本語（の罵声）が飛び交う良い映画。始まって十分少々、試薬運搬車の事故を未然に防いだ張智霖に向かって『良くある事件だ。ここから先は我々の管轄だ』と厭味ったらしく言う交通課のオマワリ。口ひげがイカス。同僚の警官に『My Date with…』で共演した劉國誠の姿が。

零二房間

非常に変な頭

精武門日本語版・下巻

大師兄（呉廷燁）が「敵を欺くには先ず味方から」と妹弟子を殺害する場面

大師兄そのものの出番を粗根こそぎ奪ってしまった不完全なものである

ビデオ開始から約32分強、暴れようとする陳真の肩を抑えるちょっとイカシたハンサムガイとして登場

香港愛的故事之情人

呉鎮宇が『溶屍鬼』でやってたのと同じキャラ

街女

　狄龍主演のコギャル更正もの。狄龍が『もう身体が動かない』事を強調しまくった演出+逆襲も無しに殺される物語のおかげでもう彼のアクションは見られないのかもしれない…と悲観的観測するのを禁じえない映画。この映画での呉廷燁の役は創少という黑社会の顔役。狄龍をプロパンガスのボンベで殴り殺していた。長髪がちょっと素敵。