|

違法伐採について
森林の違法伐採とは、一般的にそれぞれの国の法律に反して行われる伐採を指すが、各国、NGOによって定義が異なる等、背景は複雑である。英国とインドネシアの共同研究(1999年)によると、インドネシアにおける伐採の約50%、ロシアでは20%が違法との指摘もある。企業によって経済犯罪的に行われるものから、住民が自家消費のために行うものまで、規模、形態はさまざまである。気候変動との関連では、世界の温室効果ガス排出の20%が、森林減少によるものとなっている。G8サミットでも違法伐採が取り上げられる等、国際的な取り組みも行われている。
GLOBEでは、2006年より「気候変動」とともに主要テーマの一つとして取り組み、2006年の準備会合を経て、2007年6月ベルリンにて第一回目の「GLOBE議員会合G8違法伐採対話」が開催され、声明を採択してハイリゲンダムでのG8サミットに提出した。透明な財政の導入、持続可能な木材供給に取り組んでいる進歩的な企業への支援、そしてEUやG8諸国の市場において、合法な伐採や持続可能な伐採に機敏に反応する市場を開発することへの支援という点に焦点をおく。参加者はG8各国とマレーシア、カメルーン、コンゴ民主共和国等の木材産出国、関係国際機関、NGO、研究機関、木材産業界の代表等。その後、2008年のブラジリア議員会合で議論を継続し、2008年6月のGLOBE東京G8+5議員会合で第一回違法伐採対話からの議論を総括し、合意文書として採択したうえ、北海道洞爺湖G8サミットで議長を務めた福田首相に提出した。
GLOBE Japanは準備段階より元英国生物多様性大臣、カメルーン森林大臣とともに共同議長を務めている。
今後は活動分野を広げ、「土地利用変化・生態系」について「気候変動」等他のテーマとも連携をとりつつ、活動を継続していくことが決定している。
(2008年10月 GLOBE Japan事務局)
|