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創造って?

「創造」を私の所有する国語辞典で調べると、「新しいものを、自分の考えで造り出すこと」と書いてある。また、反対語として、「模倣=今までに在ることや、既に出来上がっているものをそのまま踏襲し、創意工夫を示さないこと」とある。

「想像」と「創造」の違い。
「想像」は、実際に見たことのない物事や、聞いたことのない物事に対して、多分こういうものだろうと頭の中で考えること。
「創造」は、新しいものを、自分の考えで造り出すこと。

「知能」と「創造性」の違い
「知能」は、ある問題に対して、もっとも適切な答えを推理や観察によって引き出す能力といえる。
「創造性」は、答えを引き出すよりも、新しい考えや問題自体を生み出す能力ともいえる。

「創造」という言葉は、独自性と工夫などが必要な要素となり、新しいものを創り出すことを意味し、これからのもの作りやサービス業においてもっとも重要なものとなる。

心理学者、G・ワラスは創造の過程を下記の4段階に分けている。

  1. 準備期
  2. 暖め期
  3. 啓示期
  4. 検証期


ギルフォードは
創造性の特徴として下記の6つをあげてており、

  1. 感受性 問題を受け取る能力。問題点や改良点を発見する能力。
  2. 流暢 思考の円滑さ。問題に対して、多くの考えを次々生み出す能力。
  3. 柔軟性 思考の柔軟さ。さまざまな角度からいろんな方法を考える能力。
  4. 独創性 思考の独自性。新しい非凡な考えを生む能力。
  5. 再定義 再構成する能力。様々な使用法や機能を発見できる能力。
  6. 透徹性 綿密さ。筋が通っている。表面だけでなく、底を読む能力。

これらの能力と工夫する努力によって創造性が向上するといえる。


国際的発明家の中松義郎氏は、
発明の3要素を「1スジ、2ピカ、3イキ」とし、

「一スジ」 筋道を立てること。これは理論である。
「二ピカ」 従来の延長線上でないひらめきを出すこと。
「三イキ」 これらを生かすために、行動すること。

としている。

創造性を促進・支援してくれる方法に下記のような思考法や発想法がある。

  1. オズボーンのブレーンストーミング
  2. 川喜多二郎のKJ法
  3. 中山正和のNM
  4. 樋口健夫のアイデアマラソン発想法
  5. シャープのCS発想法
  6. 富士通のC−NAP発想法
  7. N2法
  8. チェックリスト法
  9. マッピング技法
  10. 欠点&希望点列挙法
  11. 属性列挙法
  12. 形態分析法
  13. 逆設定法

など数え切れない

2001/1/7


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