感性マーケティング
21世紀のビジネスは、今まで以上に顧客に感動や共感を与える必要があり、間違いなく心理学的が重要になります。セブン・イレブンの鈴木敏文会長も、「これからの小売業は顧客の消費を促すのに、経済学でなく心理学が必要である」とおっしゃっています。
ここでは、心理学的なマーケティングの手法により、顧客の五感に訴えかける方法を感性マーケティングと呼んでいます。
さらに、感性マーケティングを、「大脳生理学や心理学に基づき、個々の持つ感覚、認知、情動、知性など考慮して、顧客の持つ顕在的、潜在的なニーズを探り、問題解決、夢の実現、期待と感動を通して、心からの顧客満足を達成させるもの」と定義しておきます。
顧客の購買行動において、感性・五感を考慮したメッセージを送ることにより、隠れていたニーズ(欲求)を喚起することが出来ます。
商品説明の言葉、商品の色、文字の書体一つで、顧客に伝わるイメージが異なり、購買行動にも影響を与えるのです。顧客のこころをひきつける広告や販売促進は、顧客の購買に多く貢献します。 人のこころに感動をあたえ、顧客満足を達成するには今までのマーケティングでは手におえない、まさに感性マーケティングが必要なのです。
例1 色や匂いによる食欲の違い
暖色系は、食欲をそそる色。寒色系は、食欲を抑制する色です。スーパーなど食品売場の入り口には必ず果物がつんであるのは、顧客の食欲をそそるための心理学的手法です。また、焼き肉の匂いがしてくると、急に焼き肉が食べたくなります。これも、匂いが脳に刺激を与えるからです。
例2 文字の書体十色によるイメージの違い
上の研究所は柔らかい感じがしますが、下の研究所は硬い感じがします。
2000/1/1
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