中高年・高齢者マーケティング
40〜59歳は中高年齢という
60歳以上 は高齢者という
また、60歳から75歳までを前期高齢者(ヤングオールド)
75歳以上を後期高齢者(オールドオールド)と呼ぶことが多い
背景
現在日本にある1200兆円という貯蓄のうち、半分の600兆円を60歳以上の高齢者が持っているといわれています。しかし、大半の高齢者は、戦後の質素を美徳とした環境で育ったために、お金を使おうとしない。一方、子育てが終わり、これから老後を楽しもうしている高齢者もいる。ここでは、高齢者の分類と、高齢者マーケットについてまとめてみる。
高齢者の分類
高齢者は、ライフスタイルで下記の4つに分類できる。
50歳から79歳までの男女600人による「高齢者のライフスタイル調査」より
これらのグループを把握してモノづくりを進めることで、高齢者のニーズが見えてくる。どうしたらお金を使ってくれるの?
高齢者も機会があれば町に出て活動しようと思っている。楽しい生活をおくりたいと考えている。高齢者に外にでる機会を与え、楽しんでもらうことが今後の課題となる。
高齢者への積極的なスポーツや文化、教育の提案が望まれる。
例、TVコマーシャルなどで運動する気持ちにさせる。スポーツシーンを提案。
吉永小百合がプールで泳ぐと、おばさんもプールで泳いでいるらしい…。
例、健康づくりや楽しみのためのイベントを開催。
ウォーキング大会、寺回り、京都散策、グランドゴルフ大会など
今後の課題
1、高齢者向けの商品開発が遅れている。
60歳以上はまだまだ元気。だのに高齢者の用品というとすぐに介護用品を考える。
デパートの健康用品売り場を視察すれば良く分かる。杖やオムツや按摩器がおかれている。実際60歳以上の人の80%は、普通の生活をしている人たちなのに。だから、高齢者が楽しめる商品開発が遅れている。高齢者が楽しめる商品があればもっと購入するのに。早く開発しないと、海外の企業に日本の高齢者の市場を奪われる?
2、もの作り中心から、サービス中心の社会へ変化する。
今後は、高齢者にとって、どんなサービスやコミュニケーションが必要か考える。
21世紀は文化・教育産業の時代でもあり、高齢者も文化・教育に興味を持っている。もっと高齢者が参加できる教室や学校を考えるべきだろう。
3、ユニバーサルデザインの考え方が必要になる。
高齢者を含めたすべての生活者が安全に、快適に過ごせえる商品を開発すること。
コンピュータも携帯電話も、高齢者が使えるように工夫を。
高齢者においても、充分な商品説明と商品設計できっと使ってもらえる。
対策
課題1、
高齢者のニーズ、ウォンツを見抜く必要がある。
課題2、 高齢者自らが商品企画に参加する必要がある。
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