ピグマリオン効果とは


  ギリシャ神話
 昔,ギリシャのキプロス島に、ピグマリオンという名前の王様がいました。彼は彫刻の上手な王様でした。ある時から、王自身が象牙に刻んだ理想的な女性の彫刻像に、恋をしてしまいました。この彫刻像を、生きた女性に変え、妻にしたいと熱烈に祈っているうちに、愛と美の女神女神アフロディーテがこの願いを聞き入れて、その彫刻に生命を与え人間にしたのです。

この神話からヒントを得て、ハーバード大学のロンゼンサール教授は、教師の生徒に対する期待や態度が、生徒たちの知能や学習の意欲に大いなる影響を与えるという現象(注)を発見し、ピグマリオン効果と命名しました。
(注)知能が普通のクラスの生徒に対して、教師にこのクラスの生徒は知能が高い子たちであるとウソをつくと、教師は知能が高いと信じ期待や態度が変り、本当にそのクラスの生徒たちは、知能が高くなるという現象。

 「ピグマリオン効果」とは、「願う事によって叶えられる」という意味です

2001/1/7


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