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潜在意識の力

人間の潜在意識には計り知れないパワーが秘められている。
人間の能力ほど無駄に使われているものはないと、私は考えています。
もっと、自分の能力に自信を持って下さい。
下記に、参考となる事例を3点紹介します。

  1883年、オランダにおいてブアメードという国事犯を使って一つの実験が行なわれましたあ。実験の内容は、「一人の人間からどれだけ血液をとったら人間は死ぬものか」というものでした。医師団は、ブアメードをベッドの上にしばりつけ、その周りで話し合いを始めました。そして、「三分の一の血液を失ったら人間は死ぬでしょう」という結論に達しました。医師団は、「これから実験をはじめます」といって、ブアメードの足の親指にメスを入れ、用意してある容器に血液をポタポタと落としはじめました。数時間が過ぎて、医師団は「どれぐらいになりましたか?」「まもなく三分の1になります」と会話をしました。それを聞いていたブアメードは静かに息を引きとったというのです。実は、医師団はこの実験で心理実験をしていたのです。ブアメードの足にメスを入れるといって痛みだけを与え、実際にはブアメードの足はメスで切られていなかったのです。当然、容器には血ではなく用意しておいた水滴をたらしていたのでした。しかし、ブアメードは、メスで自分の足を切られ、自分の体内から血液がどんどんなくなっていったと思い、死んでしまったのです。

  もう一つ、心理学で有名な浅野八郎さんの話ですが、アメリカのある鉄道会社の作業員が、冷凍車の中に入って作業をしていました。ところが、中に人が入っているとは思わず、外から扉を閉めて鍵をかけてしまったのです。それから一日後に、作業員は、凍死して発見されたそうです。しかし、冷凍車の電源は切られていたのです。作業員は気温がどんどん下がってきたと思い込み凍死してしまったといのです。

  もう一つ別の事例を。 ある限界を突破した者が一人出ると、その後は次々と多くの人々がそれまでの限界を突破してしまう現象を「存在問題」といいます。ある人が「それはできる」と証明した結果、他の人々の頭の中から、「できっこない」という内的制止が消えてしまうためです。
  陸上競技で、空飛ぶフィンランド人と呼ばれたパーヴォ・ヌルミ(1897〜1973)は、1923年に1マイルを4分10秒という驚異的な世界新記録で走りました。その後じつに31年もの間、この記録は破られませんでした。マスコミは、この記録を「人間の限界」と書きました。そして、31年後の1954年、イギリス人のロジャー・バニスターは1マイルを4分フラットという大記録で走りました。ところが問題はその後にありました。同じ年に、23人もの走者が、31年間破ることが出来なかったバニスターの記録を破ってしまったのです。何とその後、1965年までの11年間に、177回のレースで100人の走者によって260回も記録は更新されたのです。

人間の思い込みが、如何に我々に影響してるかお分かり頂けたでしょうか?

2001/1/7


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